名義変更していないバイクを売る方法を徹底解説!
- 友人から買ったバイクを売りたいけど、名義変更をしていない
- 息子が自宅に放置して乗っていないバイクが邪魔なので売りたい
- 兄弟に譲ってもらったバイクを買い取ってもらいたい
「自分の名義ではないバイクは名義変更しないと売れないの?」
このように悩んでいる人はぜひこのページを読んでみてください。名義変更が済んでいないバイクをそのまま売る方法についてを詳しく解説していきます。
各買取業者が定める「名義が異なるバイクの買取条件」についても電話取材により確認してみました!
結論:名義変更をしていないバイクでもそのまま売却可能である!
まず、最初に結論から伝えます。
「名義変更してないからバイクが売れない!」
なんてことはありません。
- 買取業者に査定を依頼して買い取ってもらう
- ヤフオクやモバオクなどオークションに出品する
- 友人や知人に直接売る
- バイク屋に下取りしてもらう
などなど、予定しているバイクの売却方法は人それぞれですが、どの方法を選んだとしても名義変更をしていないでバイクをそのまま売ることは可能です。
ただし、バイクの売買に買取専門店やバイク屋など業者が関わる場合と、業者を挟まず個人間の取引となる場合とで必要になる書類と条件に違いがあり、異なる注意点があるので以下で詳細を解説していきます。
バイクは排気量によって以下3種類の登録書類があります。
原付125cc以下のバイク)の場合 | 標識交付証明書 |
---|---|
軽二輪(125cc〜250cc以下のバイク)の場合 | 軽自動車届出済証 |
小型二輪(250cc超のバイク)の場合 | 車検証(自動車検査証) |
これら書類には「所有者」「使用者」という項目がありそこに記載されているものが名義人となります。
バイク売却の際には書類上で必ずこの名義人を確認するようにしてください。
もし所有者欄がレッドバロンやYSP、ホンダドリームなどのバイク屋あるいはオリコや全日信販などローン会社名だった場合には、このページで解説している方法でバイクを売ることはできません。
次のページを参考にするようにしてください。
個人間のバイク売却を予定している人が用意する書類と注意点
クルマ(軽自動車を除く)の名義変更をする場合には、必ず名義人本人の「実印」と「印鑑証明書」を用意する必要が有り、本人の承諾ナシで登録書類の名義を変えることはできません。
が、これに対しバイクは実印ではなく、認印で名義変更の手続きを行えます。
シャチハタなどスタンプタイプは不可とされていますが、朱肉を使うタイプであれば100円ショップなどでも売られている三文判でも全く問題ありません。
その他に名義人の本人確認書類や住民票などといった書類を用意する必要がなく、印鑑さえ用意できれば名義変更に必要な書類はすべて揃うので何の問題もなくバイクを売ることが可能です。
必要書類への記載はすべて自分ではなく「名義人」の情報を記入すること!
例えば車検がある排気量が250cc以上のバイクを売る際には、車検証や自賠責保険証の他に「譲渡証」と「委任状」を用意する必要があるのですが、これら書類への記入の際には以下のように行います。
売却するバイクの排気量によって用意する書類は異なりますが、名義変更を行っていない場合には必要書類に自分の氏名や住所などを記入、捺印することは一切ありません。
すべて登録書類に記載されている名義人の情報を記入、名義人の印鑑を捺印します。
排気量ごとの名義変更に必要な書類について詳しくは次にページでまとめているので参考にしてもらいたいのですが、以下注意点だけは先に確認しておきましょう。
名義変更が済んでないバイクを売る際に最も気をつけておかないといけない重要なポイントです。
バイクの税金は名義人が請求されることになる!
バイクの税金については原則登録書類に記載されている名義人の元に請求があります。
名義変更をしていないバイクでもそのままの状態で売却することは可能ですが、次のオーナーが万が一名義変更を行わなかった場合には、今現在の名義人に税金の支払い義務がずっと残ったままになってしまいます。
なのでこれからバイクを売る相手がよほど信用できる人でない限り、名義変更をせずにそのままの状態で売却するのは少しばかり無責任な行動だと言えます。
ヤフオクやモバオクなどオークションへの出品を検討している人は特に注意しておく必要があります。
そこまで頻繁に起こることではありませんが、名義変更に関するトラブルが発生するリスクが最も高いバイク売却方法です。
個人間の売却をしている人は、できることなら一旦自分自身に名義変更するようにしましょう。
どうしても事前の名義変更が難しいという場合には個人間の取引を行うのではなく、買取専門店やバイク屋など売却後の名義変更が確実な業者への売却も検討してみることをオススメします。
名義変更していないバイクを買取業者に売るための条件と必要書類
買取専門業者でバイクを査定し買い取ってもらう際には、必ず自分自身の本人確認書類が必要となるのですが、名義変更をしていない他人名義のバイクの買取には併せて以下の書類の提出、確認が必要となる傾向にあります。
- 名義人の捺印がある委任状
- 名義人の免許証のコピー
- 名義人への電話確認
名義変更をしていないバイクを売る際に必要になる書類、条件は各買取業者によって異なります。
そこで、今回は大手買取専門業者「バイク王」「バイクランド」「バイクワン」「バイクボーイ」の4社に電話取材を行い各社の基準を調査してみました。
買取業者 | 名義人の免許証のコピー | 名義人の委任状 | 名義人への電話連絡 |
---|---|---|---|
バイク王 | 必須 | 必須 | 必須 |
バイクワン | 必須 | 不要 | 不要 |
バイクランド | 不要 | 必須 | 不要 |
バイクボーイ | 不要 | 不要 | 不要 |
バイク王
業界最大手なだけあり、電話取材への対応はメチャクチャ丁寧で親切に受け答えしてもらえました。
が、その分規則が厳しめなようで、名義変更をしていないバイクの買取には以下3つの条件をすべて満たす必要があります。
- 名義人の免許証のコピーの提出
- 名義人の署名・捺印がある委任状の提出
- 査定時の名義人への電話連絡
委任状についてはバイク王公式HPからダウンロード、印刷することができますが、「条件厳しすぎ!めんどくさいわ!」というのが正直な感想です、、。
バイクワン
バイクワンで他人名義のバイクを買い取ってもらうためには次の2つの条件のどちらかをクリアしないといけません。
- 出張買取の査定時に名義人に立ち会ってもらう
- 名義人の免許証のコピーを用意する
今現在のバイクの名義が、親や兄弟など一緒に住んでいる親族だという場合には、さほど手続きに煩わしさは感じずに済みます。
ただ、バイクの名義人が近場に住んでいないような場合には、運転免許証のコピーを郵送やFAXで送ってもらう必要があるため、その分買取までには時間と手間がかかってしまいます。
バイクランド
バイクランドの公式HPのQ&Aには、「名義人の免許証のコピー」が必要との記載が確認されますが、電話での問い合わせを行ったところ、今現在は名義人の運転免許証のコピーは不要とされているとのことでした。
「名義人の捺印がある譲渡証と委任状」があれば買取り可能とされており、買取の流れは以下のようになります。
- インターネットあるいは電話から査定の依頼
- 提示された買取価格で売買契約
- 査定員から譲渡証・委任状の受け取り
- 名義人に記入・捺印してもらい後日郵送
- 指定した口座へ振込にて買取代金の支払い
名義人が記入・捺印した書類の確認が取れ次第、口座への振込にて買い取り代金を支払う形となるため、買取時にその場で現金を受け取ることができないため、急いでバイクを現金化したいような人には向いていません。
先に譲渡証と委任状をインターネットなどで手に入れ名義人の氏名・住所を記入・捺印して用意しておく、あるいは名義人の立会いが可能であれば買取時にその場で現金を受け取ることも可能です。
バイクボーイ
バイクボーイは、バイクの登録書類とバイクを売る本人の免許証と印鑑さえあれば、買取り可能とのことでした。
名義人の免許証のコピーや委任状などを用意する必要なし、査定時の名義人への電話連絡も一切不要です。
- 友人・知人からバイクを買ったけど前オーナーと連絡が全く取れない
- 県外に住む息子が放置しているバイクを本人の代わりに売却したい
- 仕事が忙しくバイク買取のために時間をあまりかけたくない
このような方にはバイクボーイでの売却が最もオススメできます。
わざわざ名義人に連絡をして免許証のコピーをもらったり、必要書類の記入・捺印を頼むのなんて面倒だ!とにかく早く簡単にバイクを売りたいと考えている人にバイクボーイはぴったりな買取業者です。
名義変更をしていないバイクを売る方法についてのまとめ
クルマと違いバイクは名義変更をしていない車両でもそのまま簡単に売却することができますが、個人間の売却には次のオーナーがきちんと名義変更を行わずトラブルが発生してしまうリスクがあるということだけはしっかりと理解しておきましょう。
特にヤフオクやモバオクなどといったオークションへの出品を検討している人は極力、自分自身へ名義変更を行ったのちにバイクは売るようにすることをオススメします。
もし、それが難しいようなら確実な名義変更を行ってもらえる買取業者への売却を前向きに検討するべきだと私は考えています。